歯車

学生でなくなり、社会人になって最初の日から、私は自分はただの歯車だってことを実感しました。機械において、歯車というものは全体がうまく動くように、なくてはならない存在ですが、一つの歯車がなくなったり、壊れてしまっても代えはいくらでもある。たとえるならアニメやドラマに出てくる通行人Aのような存在。たかが通行人一人や二人じゃ、シナリオや話の流れを変えることはできない。

あれこれに対して不満・文句はこぼしたものの、それでも自分の無力さに見切りをつけ、置かれてる状況に甘んじてしまうところがまた、歯車、もしくは通行人Aの悲しい天性であろう。